英語で言っても理解されにくい日本の文化

「国際人として、日本の文化を英語で説明できるようにしましょう。そうすれば、日本に対する理解が深まります。」

みたいなことを言う人が増えているように思います。全くもって賛成です。

でも、英語で説明しても、海の向こうの人達には理解不可能な日本の文化というか、習慣もたくさんあります。その一つが、贈り物のマナー。

 

特に、茶道が絡んでくると、それはもう複雑な暗黙のルールみたいなものがあります。馴れていればどうってことないんですけどね・・・。

 

例えば、先生にお茶会の会費を全員分まとめてお渡しする時、封筒にお金を入れてそのままではなく、お金が入った封筒を乗せるための「台」として小さな箱入りのお菓子を用意します。

 

条件は、おいしくて少し珍しくて、お金の封筒より大きすぎず小さすぎず、嵩張らない名店のもの。さらに、中身はある程度日持ちがしてできれば個別包装で・・・・と、ハードルが高いので、常日頃から物色しておかねばなりません。

 

以前、外国から来た友人をデパ地下に案内しがてら、私もお金用のお菓子を物色していました。「Kanaは何を探しているの?」と聞かれたので、「お金用のお菓子」というような趣旨を英語で説明したのですが、なぜそうするのか、という理由をいくら説明しても、ピンと来なかったようです。

 

そもそも、「パーティの会費(お茶会ですが・・・)」をどうしてわざわざ「封筒に入れて」しかも「新札で」払わなきゃいけないのかってところから理解できない。

 

それをなんだか小難しいお菓子の上に乗せて渡すなんて、欧米人の理解の範疇を超えています。

 

英語が話せたら異文化理解が深まるわけでもなく、かえってナゾが深まることもあるなあ、と思いました。

 

ちなみに、田園調布「レピドール」のボルボローネなどは良い一品です。

とらやの小型羊羹だと、定番すぎて、値段まですっかりわかってしまうのでこの場合はNGだと思います。茶人相手でなければOKだと思いますが。

 

難しいけど、様々な条件をクリアした名品に出会えた時の喜びはなんとも表現しがたいものがあります。

 

 

このブログは、2012/07/26にアメブロに投稿した英語発音ブログの過去記事再投稿です。